子宮がんは頸部という外から見える部位と内膜周囲の部位の2か所ががんになりえる部位です。少量の性器出血で気づくことが多いです。
子宮は元々は比較的柔らかな伸び縮みする臓器です。ところが筋腫という、たとえればコブ状の塊ができると伸縮しにくくなります。普段はそれでかまわないのですが、妊娠中に子宮が大きくなっていく時期には子宮が伸びていきにくくなりがちです。
妊娠期以外では排泄への影響がなければ自覚しにくいかもしれません。仰向けの姿勢で下腹部をなでると発見できるときがあります。
手術をしないで経過観察することが増えてきました。新しい治療法や薬が考えられています。
卵巣は腫れやすい臓器です。
よほど大きくならないと自覚できません。良性のことが多いです。おなかの上から、あるいは膣の方から超音波検査では比較的簡単に見つけることができます。まれにがんがふくまれていることもあります。詳しい検査(MRI)を受けることになります。