この頃、昭和の評判がよくないようだ
「それって、昭和だね」
なんて、バカにした言い方を耳にする
まあ気にすることはない
けれど
昭和はいい時代だった
ずばり給料の水準は、現在の2倍だった気がする
この頃、昭和の評判がよくないようだ
「それって、昭和だね」
なんて、バカにした言い方を耳にする
まあ気にすることはない
けれど
昭和はいい時代だった
ずばり給料の水準は、現在の2倍だった気がする
遠くから知人の詩人がやってきて
こんな詩を書いたから、見てくれと
言う。
生きがいに近づいてはいけないよ
なぜなら
それは灼熱だから
生きがいに近づいてはならないよ
なぜなら
それは深淵だから
生きがいのそばに
ただ居るだけでいいのだよ
どれどれ
「手袋を買いに」を久しぶりに読んだ
小学校2年生の国語の教科書に収められている。
初雪のふった朝
子きつねは、雪を初めて知る
その冷たさ
雪ふる日のまばゆさ
母さんきつねは子ぎつねに、
手袋を買ってやりたいと思う
子ぎつねは町へ自分だけで行く
夜なのに町の明かりに子ぎつねは驚く
手袋屋さんで、ぶじに、買えたのだろうか
こどもの頃からあって、今もあるお菓子。
それはカステラ。
なんだか急に食べたくなって、ネットショップで注文した。
クリニックの近くに、あまりはやっていない喫茶店がある。
昼休みに、たまに休憩に行くと、客がいるときもあれば、
誰もいないときがある。すいているとき、好みの席に
座れるのがありがたい。
店主とは顔見知りで、他の客がいないときには、
よもやま話をするときがある。
最近の店主の話題は、日本人観光客と外国人観光客の
違いである。
店主の観察では、日本人観光客は服装にお金をかけている。
けれど、歯がきれいじゃない。
外国人観光客は服装にはお金をかけていないけれど
歯がきれい。
その違いは、デンタルフロスを使っているかどうかだ。
私は店主にきいてみた。
「店主さんは、デンタルフロスを使っているの?」
店主は答えて
「自分は使っていないですよ」
何年か前の5月のある日
クリニックの裏手の方から
いいにおいが漂ってきた
たどっていくと
裏手にあるお家の垣根の白い花だった
濃い赤紫の葉に白い花
ちょうど出てきた家の人にきくと
これはジャスミンの花
いくらでもふえるのよ
香りのいい花はいくつもあるけれど
ジャスミンが最高
陸上競技の数ある種目の中では
やり投げのフォームが一番、美しい
次に美しいのは走り高跳び
その次に美しいのは
中距離競技のランナーの走るフォーム
ケンフォレットという、イギリスの作家の
小説を読んだ
『ピラスター銀行の清算』
文庫本で、上下で、1000ページ
1860年のイギリスが舞台
最初の数頁を読んだだけで、物語の中に
引き込まれた
登場人物が、あたかも知人であるかのうように
身近になった
2週間ほどで読み終えたのだけれど、
物語の世界に、今も住んでいるような気がしている
読んだ本は日本語訳
祝日と日曜日が重なって、今日の月曜日はお休みになった
だからでもないけれど、
走り高跳びのYouTube動画を見た
かなり前から飛び方の主流は背面飛びになっている
背面飛びの、体の動きが、気になるので、
動画をいくつも見た
選手たちは、気持ち良さそうに、空中を飛んで、
バーを越えて、落下していく
待合室で、ときどき、本を読んでいる人がいる
待っている間に、本を読んでいる人がいる
いいなあ、と思う。
キンドルとか、スマホで読む本もある
ネットで読める本もある
でも、やっぱり、
紙の本はいいな
紙の本を読んでいる姿はいいな
登場人物をふりかえるために
前の頁に戻ることもスイスイできるんだ