良医というもの(2022年10月9日)

作家で精神科医の帚木蓬生さんがこんなことを書いている。

表舞台に現れない医師の中に、名医がいるのが現実なのだ。

しかし、この良医は、患者にはすぐには見えない。

じっくりとつき合わねば彼らの

優れたところはわからない。

(『風花病棟』新潮文庫 371頁)