どこまでも青く澄んだ、冬の青空。
もう夕方だ。
びわ湖の空を、群れなす鳥が
飛んでいく時間だ。
雁は八百。矢は三本。
たくさん願いをもっていても、
かなうのはひとつかふたつ。
今年もまた、たくさんの願いを
もって始まり、ほんの小さな実りだけが
与えられた。欲張りすぎるのはよくないんだな。
やっぱり。
年の暮れの、しみじみした後悔も
あるけれど、それを忘れて
夕方の青く、また赤い空を
しばらく見上げていた。
どこまでも青く澄んだ、冬の青空。
もう夕方だ。
びわ湖の空を、群れなす鳥が
飛んでいく時間だ。
雁は八百。矢は三本。
たくさん願いをもっていても、
かなうのはひとつかふたつ。
今年もまた、たくさんの願いを
もって始まり、ほんの小さな実りだけが
与えられた。欲張りすぎるのはよくないんだな。
やっぱり。
年の暮れの、しみじみした後悔も
あるけれど、それを忘れて
夕方の青く、また赤い空を
しばらく見上げていた。