3月15日は日曜日だったので、大文字山を登ることにした。
晴れていたわりには風が冷たく吹いていた。
南禅寺の近くから歩き始めて、山頂まで。
グループ、家族、夫婦の登山者がほとんど、
一人登山は自分だけか。
やはり、全員に追い抜かれた。
山頂は100人はいそうなにぎわいで、
ちょうど昼時、めいめいが食べ物を食べていた。
登山用の鍋を使って、本格的なランチのグループを
見たら、いいなと、うらやましくなった。
下山は元に戻るか、銀閣寺方面へ降りるか。
ちらほら、銀閣寺へ向かう人がいるので、
迷う心配はなさそうだ。
下り道は、3歳くらいのこどもが歩いていた。
後ろから来た人たちに追い抜かれ、全員に
追い抜かれた。
あと少しで平地への地点で、後ろから来た人に、
「お先にどうぞ」と言ったら、
「いえいえ、そのままどうぞ」という一人登山の人。
年代も近く、下山しながら、少々、おしゃべり。
それは悪くないのだが、困ったことが一つおきた。
「年取ったらね、寝られなくなってね、2,3時間かかるんや」
こういうセリフを3回聞かされた。いやだな、ネガティブな言葉は。
大文字山なんて、高さ500mだから、登山のうちに入らないけれど、
すれちがうときに「こんにちは」と交わすのは
楽しい気分になれた。
それから3晩、寝つきが悪く、夜中にめざめたりした。
ネガティブな言葉の毒素が体にまわってしまっていた。
そして4晩目、いつも通りの熟睡に戻った。