やらないといけないがあって
それはわかっているのだけど
おっくう めんどくさい
そんなときには
始めれば終わる
こう思うと不思議と
とりかかれる
とにかく始めることだけを考える
始めれば終わる
始めれば終わる
呪文のように唱えよう
やらないといけないがあって
それはわかっているのだけど
おっくう めんどくさい
そんなときには
始めれば終わる
こう思うと不思議と
とりかかれる
とにかく始めることだけを考える
始めれば終わる
始めれば終わる
呪文のように唱えよう
セミは鳴く
セミが鳴き始めて2週間以上が過ぎた。
今日も朝から鳴いている。
セミが鳴かなくなる日が来る。
夏が終わる。
セミが鳴かなくなる日はいつ、来るのだろうか。
暑い夏が終わるのは歓迎したい。
けれども
なぜかいつまでも続いてほしいと願う。
終わるのは夏だけではない。
この夏を生きる自分と別れるのが
さみしいのだ
数日のあいだ家を留守にしていた
帰宅すると水槽のメダカが動かなくなっていた
2歳の娘が言う
「ねえ、メダカは死んだの?」
私は答えた
「そうだね メダカは死んでしまった」
娘はまた言う
「それなら私も死ぬの?」
私は答えた
「そう いつかは死ぬよ
でも遠い遠い先のことだよ
地球を何周も何周も歩いて回るくらい時間がかかる
それよりももっと遠い先にことだよ」
娘はもう何も言わず
私は娘を抱き上げた