出生前診断(平成26年1月26日)

1月18日、産婦人科関連のセミナーがあり、参加してきました。

出生前診断についての話しでした。

現状は認定された施設でのみ実施されています。

将来的には、日本中、どこに住んでいても検査を

受けられるようになってほしい、と締めくくられました。

確かにそのとおりです。

出生前診断を受ける権利は、国民の権利ですから。

また検査の結果をうけて、どんな判断をするかはその人が

決めることですから。

『誰も知らないわたしたちのこと』(平成25年11月17日)

『誰も知らないわたしたちのこと』という題名の

小説が出版された。著者はシモーナ・スパラコ。

同氏はイタリアの女性。

胎児診断で大きな異常が見つかり、中絶を

決意するにいたった女性が主人公である。

「赤ちゃん こどもの死を考えるセミナー』と

共通点が多いだろうと思う。

紀伊國屋書店から11月に出版されたばかりである。

 

 

自然を考える(平成25年11月15日)

自然なものが好まれる。

しかし自然ならどんなものでもいいのだろうか?

森林を例にとってみる。

自然にまかされた森林はやがて照葉樹林から

常緑樹ばかりの森に変わっていく。その結果、

多様な植物が育たなくなる。

照葉樹林というのは、葉っぱにつやがあるもの。

そして冬になると葉が枯れるもの。

常緑樹は冬になっても葉が枯れない。春先に

古い葉を落とす。

出産もおそらく同じ。自然ならいいというものでは

ないらしい。

自然に少し人の手を添える。

この組み合わせが最高だと思う。

産科学って何だろう(平成25年11月15日)

産科学とは何だろう?

一言で言えば、「経膣分娩を導く技術と学問」だ。

私はこう思う。

ちがう表現をすると、どうなるだろうか?

おなかを切らないで赤ちゃんを産むための技術

自然分娩のための技術

こんなふうにも言い換えることができる。

ところで産科医がいなくなったら、どうなるのだろう?

おなかを切って赤ちゃんを産むことがどんどんふえる。

おそらくは100人中85人が、おなかを切って、

赤ちゃんを産む。

帝王切開で産む人が大半になる。

産科医の減少が、今のこの瞬間にもおきている。

ほとんど誰にも関心を払われないまま、

きょうも一人、

産科医が消えていく。

カウンセリングは何のために?

身近な人だからこそ、言えないことは

あるものです。そう誰にも。

だからといって、黙っているのもまた

苦しいもの。

そういうときにはカウンセラーに

聞いてもらうといい。

とくに誰かの悪口になるようなこと。

一生自分だけの胸にしまっておくのが

賢明。しかし、それは難しいこと。

そういうときにはカウンセラーに

聞いてもらおう。